初心に還る。

隣にカップルがいました。

何だかいろいろお喋りしてるのですが
内容まではわかりません。

帰り間際の彼女が彼氏に言いました。
ジブリ美術館行きたーい」

東京の西側に住んでればよく耳にする他愛もないセリフです。
一瞬聞き流してましたが、よく考えれば、今ここは島根です。

彼氏が答えました。
「確か三鷹にあるんだよねー。」

もう一度確認です。
ここは島根です。

二人のこの会話は、まるで
県内の「ちょっとそこまで」的感覚のように聞こえました。

私がいた頃には思いもよらない会話です。
東京に行くってだけで、大それた事だったような気が。

時代なのでしょうか?
世代なのでしょうか?

今でも、東京に住んでるってだけで
高層ビルのマンションに住んでる大成功者と思っている親戚も
事実としている訳で。

まさか、そんなバナナ。
大いなる偏見もいいとこ。

多少、経済的時間的な問題も絡んではきますが
要は気持ちのモンダイですね。

出来ることでも、挑戦しないまま諦める。
ホントにしたいことだったら、行動に起こせばいい。

はじめの一歩を踏み出す勇気とチカラ。

結果的な評価は、
自分のココロの天秤でもいいんじゃないかって。

上京しよう!って向かった私は、ただ勢いまっしぐらだったな。
そんな若い娘をよくも反対もせず送り出してくれた両親には感謝。

さて、彼らはホントに美術館行ってくれるのでしょうか?